恵比寿はすでに制圧されている??フレッシュネスバーガーのドミナント戦略を考えてみる

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日本で一番チェーン店が多いハンバーガー屋さんはどこか?

これは、誰でも知ってますね。

マクドナルドです。

2013年末の段階で日本全国に3146店舗あるみたいです。(参照:http://toyokeizai.net/articles/-/30220

しかし、私の住む恵比寿周辺では少し事情が違うようです。

フレッシュネスバーガーが仕掛けるドミナント戦

実は恵比寿周辺にはマクドナルドが1店舗しかありません。

その代わりにフレッシュネスバーガーがなんと半径300メートル以内に4店舗もあります。(ちなみにもう一店舗ありましたが、閉店しました。)

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実際に住んでいる者の実感としては「コンビニ並みにある」という感じです。
フレッシュネスバーガーは明らかに恵比寿の地域にドミナント戦略を仕掛けています。

 

ドミナント戦略とは何か?

経営学の言葉で「ドミナント戦略」というものがあります。

ドミナント戦略とはwikipediaによると、

ドミナント戦略(ドミナントせんりゃく、strategic dominance)とは主にチェーン展開している店舗の出店施策の一つでビジネス用語。ドミナント出店、エリア・ドミナンス戦略とも言う。時に出店そのものを指すことがある。dominant の元来の意味は優位・支配。 日本であれば47都道府県や市町村全てを対象にした絨毯爆撃のような出店を行なわず、特定の地域を対象とした集中的な出店や特定路線沿いに次々と出店し同一商圏内の競業他社や競合他店に比べて市場シェア率の向上獲得や独占を意図した出店戦略や出店計画を言う。(参照:wikipedia)

というものです。

要するに、特定の地域にまとめて出店して市場シェアを奪おうというものです。

コンビニやスーパーがドミナント戦略を使う事が多いです。実際にセブンイレブンは都心などでは大量に出店する一方で、名古屋や四国ではなかなか出店しなかった事例などあります。

※同じように小資本でナンバー1を狙う戦略でランチェスター戦略もあります
局地戦で勝つ!スモールビジネスが勝つためのランチェスター戦略

ドミナント戦略のメリット

ドミナント戦略のメリットとしては以下のようなものがあります。

・広告宣伝費が削減できる
同じ地域に集中して出店するので広告費の削減ができるようになります。

・市場シェアが向上する
同じ地域に集中して出店すると、同業のチェーン店が参入する事が難しくなります。
この辺りもあるので、恵比寿にはマクドナルドの出店が1店舗に留まっているのかも知れません。

・物流コストの削減される
店舗が集中していて距離が近いために、配送時間や倉庫管理が削減でき、物流コストを削減することができる。

・店舗管理コストの削減
アルバイト店員の補充が容易に出来たり、地域管理するマネージャの数が少なくて済むようになります。

・認知度が向上する
あまり知名度のないチェーン店でも集中して出店することで、その地域の住民に対して認知度が高まります。

 

ドミナント戦略のデメリットとは

一方でドミナント戦略には以下のようなデメリットもあります。

・被害の拡大
同じ地域内になるので、その地域の市場環境が悪化すると、全ての店舗が影響を受けます。

・出店費用の増加
大型店を作る訳ではないので、1店舗辺りの出店費用がかさんでしまいます。

・顧客の奪い合いの発生
同じ地域内にあるので、店舗同士でお互いのお客さんを奪い合ってしまう可能性があります。

 

恵比寿におけるフレッシュネスバーガーの戦略は成功しているのか?

恵比寿におけるフレッシュネスバーガーのドミナント戦略が成功しているかは、具体的な数字がないので、はっきりと分かりません。

しかし、数ヶ月前も恵比寿駅の駅前にフレッシュネスバーガーが出店した事からも分かるように、一定の成功はしているのでしょう。

これは、フレッシュネスバーガーというハンバーガーショップの特性も影響しているように思います。

というのも、フレッシュネスバーガーのコンセプトは以下のようなものです。

おいしくて身体にいいものを、ていねいに手づくりする。それがフレッシュネスバーガーのメニューの基本です。国産にこだわった新鮮野菜、ハンバーガーのパティは安心のオージービーフ100%を使用しています。

バンズは栗かぼちゃを練り込んだパンプキンとゴマの2種、ポテトは北海道の契約農場で作られた北海コガネを使用。飲み物は手しぼりのフレッシュジュースのほか、オリジナルブレンドのコーヒーやオーガニックティーも。おいしいだけでなく、安心もお届したい。その想いが、フレッシュネスバーガーの品質に生きています。
(参照:http://www.freshnessburger.co.jp/about/

このような、「国産へのこだわり」、「ていねいに手作り」「北海道の契約農場」のキーワードが恵比寿という街のフィットしたのでしょう。

つまり、恵比寿に集中的に出店して、恵比寿での認知度を上げる事が、フレッシュネスバーガーにとってのブランドイメージの向上にもなっているのではないかと思います。

そういう意味では、それほど採算が取れなくても集中して出店する価値はあるのかも知れませんね。

皆さんも恵比寿にお越しの際は、フレッシュネスバーガーを是非一度探してみてください。

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