リユース市場に風穴を開ける?新たに注目されるCtoBtoCは成功するのか?

こんにちは。久しぶりの更新です。

今回は、「リユース」×「EC」という今後確実に拡大が見込まれる市場で、新しいECの方法として注目されるCtoBtoCについて書いてみたいと思います。

 

盛り上がるCtoC市場

去年のYahooショッピングの手数料無料化あたりから、EC業界は新しい展開を見せるようになっています。

 

特に、今までCtoC市場ではヤフオクが絶対王者で君臨していため、目立った挑戦者もいない状況でした。

しかし、スマホが普及してからはアプリの流入を軸に「メルカリ」「スマオク」「Fril」などがフリマアプリを公開し、大きな盛り上がりを見せています。

 

参考:競争激化が予想される「CtoCフリマアプリ市場」の注目サービスまとめ

 

特に「メルカリ」や「Fril」などな有名人を起用したCMを展開して一般の認知度も高くなっています。そして、明確に世界展開を見据えているのも特徴です。

 

■ダンディ坂野が新衣装でキャラ変更!? 『メルカリ』新CM「新キャラ」篇

 

 

■フリマアプリ フリル TVCM「クローゼットランウェイ篇」30秒

 

このようなフリマアプリの盛り上がりと、リユース市場の拡大は大きな相関関係があります。

実際に日本経済新聞によると、リユース品市場は

リユース品市場は古着、書籍や映像ソフトを中心に成長が続いている。環境省によると、12年度の未使用品や新古品を含むリユース市場規模は推計1兆1887億円。09年度に比べて19%伸びた。自動車やバイクを含めると3兆1000億円を超えるとみられる。 (参照:

http://www.nikkei.com/article/ DGXNASDZ180JH_R20C14A4000000/

)とのことで明らかに拡大基調にあります。

そんな中、手軽で簡単に、必要なくなったものを処分できるフリマアプリは、従来のヤフオクなどでは獲得できなったライトユーザーの獲得に成功したと言えると思います。

 

安心と高い利益を求めるユーザーのためのCtoBtoCという仕組み

フリマアプリの普及によってリユース市場はさらに拡大しました。 しかし、市場が拡大するにつれてフリマアプリでは解決できない問題も出てきます。

 

それが、

 

高額品の取引と偽物対策です。

 

フリマアプリはスマホで取引できるために、どうしてもユーザーの年齢は低く、扱う商品も高額品は少なくなります。 また、CtoCの特性として一定割合でユーザー間のトラブルや、偽物が出回るという事が起きます。

 

そこで、そのような問題点を解決する1つの方法がCtoBtoC(委託販売)という取引方法です。

 

一旦、ユーザーは商品を業者に委託(預ける)して、業者は商品の真贋の判定や値付けを鑑定士などを行ってもらいます。その後、業者がサイト上にその商品を掲載。売れた段階でユーザーに手数料を引いた金額を支払うというものです。

 

このCtoBtoCのメリットは、

1.(ユーザー側にとっては)単純な買取りや販売よりも高い金額を受け取る事が可能 2.(購入者にとっては)鑑定士の鑑定を受けた正規品商品なので安心して購入する事が可能

 

というです。

 

CtoBtoC市場のプレイヤーと今後の展望について

確実にこれからも拡大してくるであろう、リユース市場。

その中で、CtoBtoC市場の存在も無視できなくなってくると思われます。

 

では、現在はどのようなプレイヤーが市場には存在するのでしょうか? 主なプレイヤーを紹介します。

 

1)the realreal

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the realrealは、フラッシュマーケティングの方法を採用して、ブランド品をタイムセールを行っています。

HPによると、

TheRealReal(リアルリアル)は米・サンフランシスコ発のセレクトショップ型ファッションリセール通販サイトです。

という事で、アメリカで展開している方法を日本でも取り入れているようです。

 

設立が平成25年2月22日という事で、それほど経っていませんが、 元ルイ・ヴィトンジャパンカンパニープレジデント&CEOの藤井清孝氏をCEOとして招聘していることからも本気度がうかがえます。

 

2)RECLO

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コンセプトは、「クローゼットを、リフレッシュしよう

日本のクローゼットに眠っているファッションアイテムを、つなぐことで日本のファッション市場をハッピーするという事でサービスを展開しています。

 

運営母体は、株式会社アクティブソナーで、代表の青木氏は以前はウォーターサーバーメーカーの営業部門を率い、さらにはそこからスピンアウトした販社の代表取締役を務めた経歴を持ちます。

また、株式会社アクティブソナーはRECLOとは別のサービスとしてGunosyと提携して「話題性のある商品を毎日更新、新感覚のスマホコマースサイト『FLIP』」の展開も始めました。

こちらもフラッシュマーケティングな販売手法ですが、Gunosyの集客力を活用してどこまで売上を伸ばせることが出来るのか注目です。

 

3)retro

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元々はファッションのECサイトの運営やECサイトの運営代行をしていた株式会社retroが立ち上げたサービス。

芸能人とのタイアップやSNSと連動した企画などを開催することで認知度の拡大や購入の促進などを行っている。

 

今後はエコを切り口した委託文化の浸透を行う方針をすすめているとのこと。

 

本当にCtoBtoCのマーケットは広まるのか?

では、本当に日本でCtoBtoC(委託販売)という文化は広まるのでしょうか?

実は先行している成功事例があります。それがPass the batonです。

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実は高額のブランド品ではなくても、すでにCtoBtoC市場で一定の成功を収めている企業があります。

 

スープストック東京を運営するスマイルズが展開しているサービスです。 こだわりの商品を芸能人や一般人が委託して、Pass the baton側が撮影、出品をします。

 

委託者と運営者側の利益は販売価格の50%ずつ。 出品者の顔が掲載されて、出品者の商品に対する思いやストーリーがわかるのが最大の特徴です。

 

pass the batonの成功の要因として考えられる要素は3つあります。

 

1.世界観の構築 

社長の遠山さんの描く世界観や思いに共感した人が、出品者として集まったという事が大きいです。思いがあり、それを実感できるサイトやロゴなどには一切妥協しないという点が本当に凄いです。

 

2.運営者の手数料を多くしたこと

運営者も50%の利益を得ることができるようにしたことで、運営側の利益を出しやすい体質になっています。 ただ、それでも広告やテナント料などを考えると厳しいという事です。

 

3.出品者の顔を全面に出している。 

Pass the batonは出品者が顔が出し、出品者専用のページもあります。そして、出品した商品に対する出品者の思いが書かれています。それが、一番の商品の差別化になっているのです。

 

今後のCtoBtoC(委託販売)に必要なこと

現在のCtoBtoC(委託販売)のプレイヤーについて共通するのは、とにかく独自色を出しづらいという事です。

同じようような高級なブランド品の販売を行っていることが大きな要因です。

 

せっかく委託販売という形態が今までにあまりなかった形態にも関わらず、単に販売しただけでは商品の購入者にとっては委託販売だろうが買取り販売だろうが正規品であれば全く関係ないという事になってしまっています。

 

その点、pass the batonは委託者の思いをキーコンセプトに据えて成功しています。

 

今後は、「どこから買うのか?」「誰から買うのか?」という事が今よりもとても大事な時代になってくると思います。

そんなときに、この人だから、このサイトだから買いたいと思わせるサイトを展開していけるのがとても大きな要素になってくると思います。

高級ブランド品を扱いながら、独自色を出すのは難しいですが、独自色が明確になったサービスが一歩抜け出すのではないでしょうか?

引き続き、注目していきたいと思います。

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