IQ140以上を達成しなかった場合は全額返金保証!!TOEアカデミーのマーケティング戦略が秀逸すぎる

少し前ですが、こんなニュースが話題になりました。知ってました?

IQ140を保証し小学校受験を支援、託児型知能教育「TOEアカデミー http://news.ameba.jp/20140324-99/

この保育園のマーケティングが秀逸なので、少しまとめてみます。

とにかくコンセプトが明確

この保育園のコンセプトは非常に明確です。 「入園した子供をIQ140以上に育てる」という事がコンセプトです。

 

分かりやすいですよね。 これに共感した親御さんは入園をさせれば良いという事になります。

例えば、これが

「性格も良くします」 「身体が健康な子供に育てます」 「協調性を育みます」 「勉強も出来るようにします」

という感じで、沢山メリットをあげてしまうとコンセプトがブレてしまいます。 その結果、その他の多くの保育園との違いが全く分からなくなります。

 

戦略とは捨てる事

 

です。

つまり、この保育園は他の要素をあえて戦略として捨てて「IQ140」以上の子供を育てるという事に特化したのです。

 

富裕層を刺激する要素が満載

コンセプトが明確にするためにはターゲットがはっきりしている必要があります。

誰に対してサービスを提供するのか?

その点もこの保育園は明確です。

都心の富裕層で有名小学校に子供を入れたい教育熱心な親御さん

です。

 

保育園側は、このようなターゲットを刺激するキーワードを沢山入れてます。

例えば、ニュース記事を引用すると、

3月20日に恵比寿校で開催された説明会でEdiQの田邊智博社長は、「TOEはTiming Of Educationの略で適期教育を表すもの」と説明。「才能育てを毎日実践する」をコンセプトに、知識偏重の早期教育は行わず、探求反射と模倣反射を刺激し、叱らず、教えず、学ぶ(真似ぶ)ことに喜びを感じさせる育児で、「すべての子どもがもつ才能を3歳までに引き出す」という。また、母国語育児(日本語による育児)を最重視しながらも、毎日3時間、バイリンガル保育士やネイティブスピーカーによる英語育児を取り入れ、英語力の素養を育む。さらには小学校受験指導にも対応し、共働き家庭の子どもの小学校受験もサポートすることなどを説明した。参照:

http://news.ameba.jp/20140324-99/

食事は代官山の自然食レストラン「rinato house kitchen」との提携により、有機野菜など食材にもこだわり、昼食と夕食を提供。また、送迎サービスも用意する。参照:

http://news.mynavi.jp/news/2014/07/23/124/

など、「恵比寿」「代官山」「自然食」「バイリンガル」など明確にターゲットを意識した言葉を使ってます。

非常に上手いですね。

全額返金保証と絞り込みによって高額な価格を実現

ターゲットを絞り込む事によって、ニーズの深堀ができるようになります。 結果として、サービス料金を上げる事が可能になるんですね。

実際に『TOEアカデミー』の金額も通常よりも高いです。

月決め料金が最大22万9,000円(月間利用料金200時間、1歳~2歳対象)と高額にもかわらず、定員を超える申し込みがある。開園3カ月を迎えたいま、初期定員25名のところ、30名以上が入園を希望(2014年7月7日現在)。また、通常の保育園では、共働きの家庭が子供を預けるケースが多いが、同園の申込者の半数が知育に力を入れる専業主婦であるとのこと。

 

月決め料金が最大22万9000円ですからね。 普通の家庭ではなかなか支払える金額ではないです。

 

そこで、『TOEアカデミー』は顧客の一番の不安である「IQが上がらなかったらどうするの?」という事に対して、全額返金保証という保険を用意しています。

 

ここまですると、興味があってお金にも余裕があれば入らない理由がなくなります。

非常に上手い戦略です。

今後の不安は実績とフランチャイズ化

まずは恵比寿で開講して、その後フランチャイズ化して行くとの事ですが、不安があるとすると2点です。

・本当にIQ140以上の子供がどのくらい育つのか? ・東京の都心部以外に高額な料金を払って子供に教育を受けさせる親がどのくらいいるのか?

の2点かなと思います。

ちなみに、IQ140の子供は人類の0.6%以下の人数らしいです。 この数値を保証しているので、本当に達成できるのか気になる所ですね。

いずれにしても、ビジネスで一番大事なターゲティングとコンセプトの作り方が非常に上手いので参考になればと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


− 5 = 二